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アートフェア
2006年09月30日

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ベルリンメッセで行われてるアートフェアのオープニングに行ってきました。通常だと、入場するのにかなり払わないといけないらしいが、友人のマントラが二人分の入場券を持っていたんで、タダで入る事ができた。昼間は、招待した人のみが入れるらしく、オレはラッキー、生ビール飲み放題でした。会場は馬鹿デカくて、作品も大量に展示されてますんで見るのに時間がかかった。売る気のない大型の作品も多く楽しいです。作品の質も、一番でかいアートメッセだけあって、おととい見に行った会場のものより全体的に高かったように思います。写真はエントランスの様子なんだけど、人の多さがわるでしょう。

実際、作品を買いにきてるのか飲みに来てるのか知りませんが、フォーマルな格好で金持ってそうな人が多かったです。作品もドローイングを中心に、かなり赤丸シールが貼られてました。ベルリンのアートフェアは10年目らしいですが、年々盛り上がって来ているようです。夕方まで飲み続け、友人キム(ドイツ人)と2年ぶりくらいに再会。オレの悪い英語につきあってくれました。それにしても、アートを見る為に、これだけの規模で人が集まるってことがあり得るってのを見れただけで、すごい収穫です。日本じゃやらないのかね、買う人いないもんね。作品などの写真無くてすみません。

日本人では、開発さんがベタニエン(ベルリンにあるレジデンス)のブースで、千鶴(センヅル)というエロ本の写真で折り鶴を作ったのを展示していて、ちゃんとオマ○コの部分がみえるようになっていて嬉しかったです。

アートを売る
2006年09月29日

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昨日、いろんなギャラリーが集まって、各ギャラリーで扱ってる作家の作品を展示販売する大会(なんと呼ぶのかね?)に行ってきました。プレビュー、クンストサロンの二会場。今日は、違う場所でアートフェスタっていうのが開かれるんで、また行く予定です。まさに芸術の秋ってやつですね。どでかいスタジオを借りて、本当にたくさんのギャラリーが参加している。いまだ評価の定まらない作品群が玉石混交、多すぎて見きれないです。

作品が売れると、はずして梱包し、バックヤードにある新しい作品を展示するというのを、バンバンやっているギャラリーもありました。ベルリンはまだ金持ちがそれほど多くなく、あまり売れないと聞いたのですが、どうなんですかね。貧乏なアーティストはうなる程います。それでも、こういったアートの市場が存在し機能していて、客もたくさん見に来るという環境は、アーティストが生きて行くのには素晴らしいので、ベルリンにやってきて良かったと、つくづく思いました。ギャラリストの方々が気合い入れてました。後でメッセで行われるアートフェスタに行くんで、写真載せますよ。これが一番でかいらしい。

徘徊
2006年09月25日

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あいかわらず、チャリでベルリン中を激走中です。今日は、電気屋とかプラモデル屋、ホームセンター(Bauhausという大それた名前です)などを探しまわり、それぞれの品揃えを見て回るのを兼ねた、チャリンコ遠足のようなものになった。オレが今いる所は、ノイケルンという南の地区で、そこから真北に向かいウェディング地区に行き、戦勝記念塔(いつ勝ったけ?ドイツ)の方に降りて来て家に戻るという、15キロくらいのコースだ。なかなか疲れる。チェーンは通算3回外れたが、直しながら走る。

電車や地下鉄でいろんな所に行っても、どうしても土地勘がつかめないんで、歩き回るか、自転車で走り回ることが、オレにとっては重要なのです。中古品を売ってる店がかなりあって、がらくたが多いが、たまに良いものもあった。

いつもケバブばかり食って、飽きて来たんで、インビスでcurry wurstとかいうドイツ風なのをたのんでみたが、写真の通りフライドポテトとソーセージのセットのことだ。カレー粉がかかっているのがポイントですよ。昼間結構みんなこんなようなものを食いながらビールを飲んでいる。ビールはまじで水の代わりみたいなものなんで、オレもしょっちゅう昼間から飲んでいるが、最近は普通の事になってきた。しあわせ。

でも、こんな健康に悪そうなモンばっかり食っていると、ろくでもない事になりそうなんで、ほとんどは自炊することにしている。どこの国に行っても、水が合わないってやつなのか、吹き出物ができる。かゆい。

チャリ
2006年09月23日

昨日の夜、飲んで走ってたらこけてしまった。大したコケ方ではなかったが、どうもホイールがまがってしまったようで、タイヤが回らなくなってしまった。先日新しくしたばっかりなのに、弱すぎ。歩いたら家まで1時間半はかかるんで、地下鉄でチャリごと帰宅。くそー、日本のママチャリの方がまだ頑丈だよ。

朝、道ばたで修理して、なんとか回るようになったが、今度はチェーンがペダルを漕ぐ度に外れてしまう状態になり、頭に来る。この間、日本から送った工具が届いたんで、いろいろやってみたがうまくいかない。あげくの果てに、近所のトルコのガキどもがワラワラと集まってきて、オレの工具をいじったり、ハンマーでチャリを叩きはじめたので、もうどうでもよくなってきた。ガキがどんどんペダルを回したり、プライヤーでいろんな所を挟んだりと、無法地帯になってきたので、「ナイン(ダメ)!」と怒鳴り、部屋に逃げてきました。くっそ〜

Bauhaus
2006年09月21日

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太郎君に誘われ、バウハウス展示館の建物を建てるコンペ(たぶん)に通った、日本人の建築家SAANAの妹島さんの講演と、展示のオープニングパーティーに行ってきた。講演の中で、いくつか日本と海外でやってきた建築物の写真をみせてもらったが、なんか見た事あると感じていた。後で調べたら、金沢の二十一世紀美術館の設計も手がけていた。そう、あの白いガラス張りの建物。アメリカとかドイツとか日本以外で沢山仕事をされてるようだ。意外にも4人家族の小さい家の設計などもしていて、興味深かった。妹島さんに「あのボク、アーティストでベルリンに住んでます、HP見て下さい」と言って、プリンターで印刷してカッターで切った、相手を舐めている名刺をお渡ししたが、オレの作品を果たして見てくれただろうか?

ああいう、きれいでかわいらしく斬新な建物の中に、オレの田舎モン丸出しなコキタネエ野蛮な作品をぶち込んでみたいものです。きっとガラスの持ってる硬質な質感とマッチしますよー、きっと。

写真は、今回のコンペに惜しくも落選した方々のアイデアを展示してるプレハブ。

素材さがし
2006年09月17日

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ベルリンのギャラリーをまわってみたが、やはりあまりゴツい作品ってのは見当たらない。やっぱり時代は、より軽く、エコロジカルで知的なものを求めているんすかね。時代を逆行してる感のあるオレの作品は、制作する環境にしても、見られ方にしても追い風の吹いてる状況とは言えないだろう。それでも信じた事をやり続けるのが、男の道と思いますんでがんばりますが。

幸い、Dead Chickensの工房(超巨大)に出入りしていて、デカイ作品が作れる環境にあるので、すごくうれしい。日本にいるときは、制作時間を作る事すら出来なかった事を考えたら、文句を言ってる場合ではないです。彼らの技術を学びながら、新しい作品を模索していきます。どうしても自動車を使った作品を作りたいんで、街中で良い素材を物色中。壊れかけた、古い型のモノは見ていて興奮して来るんで、写真を撮りまくります。たまに持ち主に、何故写真を撮ってるのかと不思議がられることがあるが、オレはアーティストなんだと言うと、納得してくれる(良い社会だね)。

写真のボロいベンツは、墓の横に止まっていた。いい味が出ている。他にも、東ドイツ製のトラバントの写真も撮りまくり、イメージを膨らましている。トラバントって車体が鉄じゃなくて、一部 紙(日本でも売ってるけど、MDFというパルプを圧縮したもの)で出来てるらしい。本当かどうか、今度解体してみたい。とにかく、制作を始めたくてうずうずしているところだ。

ベルリンー東京
2006年09月15日

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友人から、35ユーロ(5000円くらい)で東ドイツ製のチャリンコを譲ってもらった。安いだけあって、いろいろな部分で修理が必要だ。後ろタイヤが裂けていたので交換をした。スポークが古いのと、皮製のいすが伸びきっていて、ケツが痛いので両方とも交換する事にした。自転車屋に行って、それを伝えようとしたが、さすがに英語は通じないので身振りで説明。わかってくれたようだ。「フンフツなんとか」とか言ってたが、後から「15時に取りにこい」というような事を言ってたのが判明。

チャリでポツダムプラッツの辺にある、Neue Nationalgalerie(新国立ギャラリー)で、ベルリンー東京展をやってたんで、見に行ってみた。以前何回も来た事があるが、ガラス張りのでかい美術館。オレの作品を置くのにぴったりなんですけどね。どうすれば、こういう所で展示できるんすか?ベルリンに来てから知り合いになった、開発さんの作品も展示してあった。ベルリンと東京の文化の繋がりは、あまり知られてないが、昔からじわじわあったようだ。

美術館に限らず、公園とか建物など公共の場所で、アートを展示してるのを多く見かける。オレの作品もいきなり、路上とかに置いて一般市民に見ていただきたいんだけどね。今はこの街と社会のしくみを観察中。

猪木
2006年09月12日

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今日は、アパートのキッチンの中の壁の中に、排気口があるんだけど、それがレンガが崩れてつまってるとのことで、修理の職人が来ていた。オレは、日本で配管工をしていた時期があり、彼らの作業の手際に興味があったんで、観察していました。写真の青いタイルの奥に排気口がありました。さすが、ドイツ人、タイルをはがし、そこをハツって崩れた部分を取り除き、修復するまで一時間ちょっとで終わってしまった。何事も無かったかのように、タイルも貼付けられました。

オレは、職人に「なかなかやるなあ」ってかんじで伝えてみたら、すごい喜んでいた。工務店(ドイツ版)の社長も来ていて、オレが日本人ということがわかったらしく、「お前イノキ知ってる?」と聞かれた。彼は、猪木の試合のレフリーをしたことがあるというようなことを言ってた。確かに彼の耳は、レスリングか、柔道のやりすぎでつぶれていたから、格闘技経験者なのは間違いない。さすが、猪木は有名人だなと思いました。蝶野もドイツで修行してたし、奥さんはドイツ人だ。新日がベルリンで興行してたのかも。この辺はトルコ人もおおいから、彼らがトルコ系ということも考えられる。猪木はトルコで試合してたはずだ。どっちにしても、おもわず感動。

久保田組スタジオ 貸し出し情報
2006年09月11日

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武蔵村山市 中央 2-94(武蔵野美術大学より自転車で30分、最寄り駅 多摩都市モノレール 上北台駅)

<諸条件>
貸しアトリエ建物3棟  第1スタジオ(70平米) 第2スタジオ(30平米) 第3スタジオ(50平米)  敷地面積120坪    
            
鉄、木、FRP等加工の為の基本的な工具有り       軽トラック貸します
グラインダー、チェーンソー、丸のコ、ボール盤、高速カッター、溶接機、溶断機、ドリル、バンドソー、ハンマードリル、レシプロソー、石材用カッター、ルーター、かくはん機、三又、チェーンブロック、発電機、 高圧洗浄機、変圧器、パワーリフター 他いろいろ    

<家賃>     
月一人 22000円 電気代込み (ただし著しく電気代がかかった場合、追加徴収します)
     
     
                     
     
     
ホームセンター コメリ 徒歩3分、 車で10分の場所にジョイフル本田 も出来ました。

現在数組のアーティストが使用中
     
彫刻、立体制作に適しています。平面の方も大歓迎。
どのスタジオも入り口はバカでかいので、搬入搬出が楽です。
     
 

毎年3月以降は、大学を卒業される方からの、入居希望が殺到しますので、お問い合わせは、早めに御願いします。

**** ただいま空き有ります ****


興味の有る方久保田まで、メール又は電話で御連絡下さい。
otokokubota@hotmail.com
otokokubota@googlemail.com
0049 175 71 98 701 (ドイツ携帯)
080 6742 3461(日本携帯)
                                                          
アート活動、アーティストインレジデンス、助成金、奨学金申請等の情報交換の場にもなっています。    
   

偶然

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ベルリンの地理を体で覚えようと思い(そういう言い方しない?)午前中から、歩いてみた。自分の住む為のアパートを探すのに、地区ごとの印象をつかもうという意味もあって、日々歩く事を心がけている。今日は、ベルリン中心部より少し北の、ウェディング地区を歩いた。普段は、移民が多いらしいが、今日は日曜日ということもあり、誰もいなかった。だから、雰囲気を感じる事は出来なかったが、しかたがない。ベルリンミッテ(真ん中辺)まで歩く事にした。

途中で、偶然ベルリンの壁を発見、青空に映えます。以前、先輩の吉岡さんとその奥さん昌代と、三人で、壁を巡る旅をしたことを思い出す(リンクにある、吉岡氏サイト内 ベルリン滞在記 参照)。今は、壁も少しずつ、姿を消していますが、所々にまだ残っています。東ベルリン側の壁の周辺は、空き地のようになっていますが、そこが緩衝地帯(写真では壁の向こう側)となっていて、侵入者又は逃亡者をつかまえたり、撃ち殺していたと思われる場所です。今でも、おもかげがある。この場所は、墓になっていたり、占拠した人がモノを売っていました。逃亡者を見つけるための電灯が、生々しい(写真では、見えるかな〜、壁の上にちょこんとクリ状にあります)。

このあと、ミッテで個展を控えている日本人の作家さんの手伝いに行きました。作業が終わった後、カフェでその方々に、世界男根彫刻大会についての話をしたら、非常にウケてしまい、話べたなオレですが嬉しかったです。世界男根彫刻大会物語は、先ほど出てきた吉岡氏により、もうすぐ漫画化されますんで、彼のページをあらかじめチェックしておくことを御勧めします。そうすることで、何倍か面白くなりますよ。是非!

Dead Chickens
2006年09月10日

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このモンスターを作っているのが、オレの受け入れ先になってくれてる Dead Chickens 。ドイツ人のアーティスト集団だ。体育館くらいデカイスタジオを使っていて、作品はコンテナで移動するという規模。でかけりゃいいというわけではなく、空気圧のシリンダーをコンピューター制御で動かす、すごい技術を持っています。音響や、照明も組み合わせて、モンスター達がしゃべったり、踊ったりする。
一年半前に、彼らの手伝いをさせてもらったんだけど、オレのへっぽこなんちゃって鉄工技術では、精度が無さすぎて、修練が必要なのが証明されました。彼らは、妥協を許さない作業をしていた。
これから、彼らと作業する事で、いろいろ交流して行く予定。ベルリンで車を回すのは、いつになるかわからんが、絶対やる。

荷物が
2006年09月08日

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妻が、帰国するので、テーゲル空港まで送りに行った。ついでに直接文句を言おうとバゲージクレームカウンターへ向かった。何人かまたロストになってるようで、列を作っていた。オレの番がきたので、おばさんに書類を見せながら、いつ荷物もらえるんだ?ときいてみた。すると、おばさんは、「オ〜ウッ」と言って微妙な表情をしながら、ここにあるよ と言いだしたではないか。アパートに送るって言ってたじゃねーか、と思いながら、自分の荷物がこの世に存在している事にホッとした。オレの誇大妄想の中では、南米とかのわけのわからん国へ飛ばされ、中身は売り飛ばされているはずだったので。

あなたの部屋に電話したけど誰も出なかったので、送らなかった(確かに電話は調子悪かった)という言い分。オレは、その可能性は十分あると思い、毎日外の電話を使い、カウンターから指定されていた番号へ、何度も何度も電話していたが、誰も出なかった。下らねえ理由で、この数日間イライラさせられていたわけだ。荷物があったという安堵感から、文句を言う気にもなれず、妻が帰国した寂しさと共に、32キロの重量カバンをガラガラとひっぱり部屋に帰った。今日、偶然取りに行っていなかったら、稲田堤(川崎のアパート)に送り返されてたかもしれん。

中身は、開いて調べられた形跡があったが、無くなったりしているものは無く、懐かしの荷物との対面は、嬉しかった。今日は、ツイている日なのか、こちらも繋がらずもめていた携帯の方が使えるようになった(抗議2度目で)。英語が少しで、ドイツ語は全くわからん、オレの 非暴力ガンジー人生 は、まだしばらく続きそうだ。

写真は、ベルリン到着日に、オレの受け入れ先であるDead Chickensで行われていたパフォーマンス。ロシアのアーティストとのコラボレーションとか。ロシアって暗いんだね、と思わされるものでした。

太郎&メグボン家
2006年09月06日

昨晩、我々夫婦はベルリン在住アーティスト、太郎君とメグボンさんのアパートに御招待いただきました。二人とも、ドイツには長いので、これからいろいろ御世話になる事が多くなりそうだ。二人の手料理をごちそうになりながら、ビールをがぶ飲みさせてもらいました。

ふたりには、約一年前、アイルランドのレジデンスに行く途中に立ち寄ったベルリンでの飲み会の席で一緒になり、知り合いになりました。でも、飲んでいるとたいがい、一回会っただけの人の顔や名前は忘れてしまう ニワトリ久保田(アメフトをやってた時、三歩歩くと、作戦を忘れる事でつけられたアダナ)ですから、当然覚えているわけがありません。

今回もらった助成金の授賞式のとき、出されている酒を飲んでいると、「ベルリンで一緒に飲みましたよね」と女性に話しかけられ、「鳥の脳なので、すみません」と謝りました。それがメグボン氏です。本当に世の中せまいなと思った瞬間でした。太郎くんの名前は、絶対忘れないけど。まだ若そうなのに、二人ともがんばってるな、と思っていたら、オレと歳は大して変わらない事が判明。メグボンの事は、福田さん、と堅苦しく呼んでたけれど、ヤメる事にした。ちなみに二人はオレの事を、「くぼっちゃん」と呼ぶ事に。

とりあえず今の所、ベルリンの日本人社会のつながりのおかげで、ものすごく助かっている。このつながりが無かったら、オレはそこらじゅうで<ガンジー大作戦>を繰り広げなければならないところだったので、感謝です。   それにしても、荷物まだ来ねえよ、ブリティッシュエアウェイズって本気で恐ろしい会社だね。

荷物まだ来ないよ
2006年09月05日

これ以上遅くなったら、BA(ブリティッシュエアウェイズ)に殴り込む事にします。いいかげんにしろコノヤロー。以前、パリでネットが繋がらず、店でもたらい回しにされたので、店員一人に徹底的につきまとい、言葉が通じないので、黙りながらずっと目で訴えかけ居座る<非暴力ガンジー大作戦>でうまくいったので、今回もそうしてみる。そこまでしないと、本当に動いてくれないんで。俺を怒らせると、こわいんだぞ。

今度、いつまでたっても久保田組スタジオに電気を通す事を、のらりくらりと何の信念も根拠も無く、事なかれ主義のために拒否する武蔵村山役人チーム VS 人によって言う事が違うパリの市役所チームで、ママさんバレーボールの試合をさせてみたいです。ロストバゲージ常連校、ロンドンヒースロー空港チームも参加者随時募集中だぜ!!!!!

二日目
2006年09月04日

未だに、荷物が届かない為、日本からずっと同じパンツをはいている久保田です。そろそろ、買う事も考える時期になってきました。ヒースローで怪しい荷物と思われ、鍵をぶっ壊されてこじ開けられているのかも。今回変なものは、持ってきてないんだけど。

ベルリンのクロイツベルクに今いるんだけど、ここはトルコ人が多いから、近所はケバブ天国になっています。俺はケバブが大好物なので、毎日食べていますが、早速パリのJCから「お前、ケバブばかり食べているんだろう」と、さすがよくわかっているお言葉をいただきました。all in oneと自称する程のケバブさんですから、栄養の面では、これだけで十分です。でも、繊維が少し足りないのか、ウンコが出ていません。

時差ボケというのは、明るくなると起きて、暗くなると寝るという、原始的な俺の脳みそには存在していないらしく、全くありません。ビールも飲みまくっております。この幸せを噛み締めます。

ベルリン到着
2006年09月03日

ロンドン経由で、ベルリンに到着しましたが、早速ロストバゲージです。ヒースロー空港で止まってると思われます。なぜか、カミサンのは届いている。俺の32キロ重量級カバンがいつまでたっても出てきません。同じロンドンーベルリンに乗ってた人の、約三分の一の人は、荷物が出てきませんでした。クレーム係に長蛇の列。なめてる。明日か明後日持ってきてくれるってさ。ふざけんな、ばーか。

諦めて、受け入れ先であるDead Chickensで展示をやってたので、見に行く。そこで、ノリオ(ベルリン在住)に会って、今後の事などお願いした。パフォーマンスなど観て写真を撮ったが、ケーブルが無いんで、まだ載せられない。今は、増山さんというアーティストの方の家を間借りしています。ビールとケバブでもう眠くなりました。疲れた。

久保田組スタジオ決起集会
2006年09月01日

ドイツ行き直前、昨夜、国立ふれんち居酒屋「らぐー」にて、土地を提供していただいてる恩人、大森さんを迎え、久保田組スタジオ団結式という名の下に、飲みました。新たにアトリエを借りてくれるメンバーも来てくれました。アトリエ開拓時代の思い出なんかを、話したような気がします(飲んだ時に話した事は、いつもほとんど忘れてしまう)。クトゥー(バリ島出身)は、アトリエを借りてはいないけれど、最後の酒なので、来てくれた。いつも一緒に仕事をしていたんだけど、別れの時、いろいろな思い出が込み上げ、感極まってしまった。

みなさん、仲良くやってください。明日の朝の飛行機で、ベルリンへ。久保田組スタジオが、不屈のアーティスト達の活動拠点となることを望んでいます。じゃあ、いってくるね。