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Life Project closing ダイジェスト 1
2008年06月30日

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4月から始まったLife Project、とうとう終わりがきました。生きろ鈴木が、この3ヶ月ここIKIRO MUSEUMで 生きろ を書き続けてきました。とても沢山の人がここを訪れ、生きろに触れ、パワーをもらったはずです。今ではまるで憩いの場所のようになってます。毎日こんな感じで人が来ている。僕はベルリンに来てから飲み続け、こんなオッサンの雰囲気を醸し出しています(右端)。これから気合いのパフォーマンスが始まるという感じ、出てないです。

生還
2008年06月29日

4月から 生きろ鈴木氏とやってきたLife Projectが昨日終わりました。オープニングでやった生きろヘアーは、もう伸び伸びになってたんで、最後のパフォーマンスでバリカンで刈ってしまいました。だから今は海坊主に戻ってるところ。信玄ヘアーです。いつものパフォーマンス以上に、今回は命を張ったつもりです。

はじめの曲 同期の桜 鶴田浩二の語りソングで気合いを入れ、幸か不幸かまだ生き延びているオレは、虹が橋を架け茜色の夕焼けの中を出撃しました。これまで十何回かトラバントを回して来ましたが、昨日は格別な思いがありました。観客にもそれが伝わったらしく、人々のパワーをもらうことが出来た。これは貴重な体験です。酒パワーも手伝い、いつもより高速でまわしたせいかアドレナリンの分泌がすごかったですね。出撃前に、生きろ鈴木の IKIRO MUSIUM の看板を燃やすパフォーマンスをしましたが、この緊張感が観衆に浸透して行くのを感じられました。

展示場所のTheaterhausは、来月から小学校に変わってしまう。ココのスタッフにとっても、今回のパフォーマンスは、特別なものだったみたいで、涙を流している人もいた。オレはもらい泣き野郎なので、ぐっとこらえた。とりあえず、真っ白な灰になるまで昨日は燃える事ができた気がする。疲れた。今日は何もする気がしない。

UDK
2008年06月28日

パフォーマンスが終わった後、日本からベルリン美術大学(UDK)との交流の為に、ムサビのT田さんと学生が来ているので、zooの方まで遊びに行ってみました。石彫場で彼らはドイツの学生と飲んでました(やっぱ彫刻科はココなのかな)。英語でいろいろ話して、今日のパフォーマンスの宣伝もしておいたんで、多分来てくれるだろう。

さんざん飲んで、オレは家に帰ったが、ポケットの中に見知らぬ人の鍵が入ってました。どうも間違えて持って来てしまったみたいです。朝、UDKに行って見ると、怪しい人が車のドアの隙間に棒を突っ込んで、開けようとしているのを発見。隙間に小石を挟んだり、いろいろ工夫をしています。UDKのYさんでした。彼の鍵だったようです、ごめんなさい。彼は鍵を見つけて生き返ったと言ってました。

二人でなぜか抱き合って喜びました。怒ってなくてよかった。すみませんYさん。本当にいい人です。

またやるぜ
2008年06月25日

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いつも同じ様な写真ですみません。また夏の陣がはじまりますよ〜。
外堀を埋められてるのはオレの方だけどね。事故の無い様に頑張るぞ〜。

2008年06月15日

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気晴らしにアイルランドの南、ウエストコークの砂浜に行ってみた。たまには心の隙間に何か詰め物をしたほうがいいからね。それをしないで突っ走ってしまうから、いつも悲しい出来事がおこってしまう、、んでないかな。そんな事を考えられる様になった30代。

クロナケルティーという小さな町までバスに揺られて一時間程。そこからまた一時間程歩いた イチドニーという村に大きな砂浜がある。小高い丘の上に牧場が広がっているのどかな小道を歩いて行きます。この辺一帯は、アイルランドにキリスト教が伝来する以前に、ケルト人の文化が花開いていた場所だから、いろんな場所にスタンディングストーン(standing stone)が点在している。フランスの北 ブルゴーニュのカルナックでもスタンディングストーンを沢山見たのだけれど、ココのも何かしらそれと関係があるのは間違いない。そういう事を考えたり想像するのが、クソつまらん現代美術なんかよりずっと楽しかったりする。

砂浜に寝そべって波の音を聞きながら何も考えない時間。なんて豊かなんでしょうか。オレは幸せです。
それでいいんだ。君の真似をして、まだ海は冷たかったけど、大西洋の水を体に染込ませてみたくて水の中に飛び込んでみた。すげーツメテー、死ぬかと思った。アイルランドはまだぜんぜん寒い。でもその後カラダがポカポカになったような気がする。それでいいんだ。

事故
2008年06月13日

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そいつは、いつも突然やってくる。オレの心の隙間をついて。
酒を飲んで中央分離帯に激突した事、居眠り運転でダンプに突っ込んだ事、ユンボがぶっ倒れた事、ヤクザの人を殴ってしまった事、4トントラックで人の車を押しつぶってしまった事、チャリで壁に頭から激突してしまった事、いろいろ思い出す。今日は、組み立て中のエンジンを作業台から落としてしまった。当然壊れた。かなりショックだ。

どうしてこういう事を繰り返してしまうのか。オレはバカだ。オレはきっと疲れてるにちがいない。
小さなミスと疲労と油断。笑えよ。

内臓摘出中
2008年06月07日

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ここまでは、頑張れば誰でも出来る。ここからが勝負です。

エンジン
2008年06月05日

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今回も自動車自身のエンジンを使いますんで、それを外す作業にかかります。エンジンの仕組みについては、ぜんぜん詳しくないんで、種子島な気分です。とりあえず、一番わけのわからない電気系統を整理して取り出す事にしましたが、エアコン、ライト、スピーカー等々配線がトゥーコンプリケイトでわかりません。とりあえず、なんでもかんでも外して重要なものだけ見やすくします。

他のアーティストやこの施設の人から、注目を集めてます。この車のデカさにタダ驚いているんでしょう。数時間の作業の末、恐ろしい数の配線からエンジン作動に必要なものだけ取り出しました。机の上に見える銀色の亀頭状のモノにキーを突込み、ちゃんと動くかどうか試してみました。エンジン無事作動!!頑張ればやれるもんです。一皮ムケた気分です。

その後、絶対いらんと思われる線を切って捨てましたが、その後再度エンジン始動を試みました。うごきません・・。エンジンと女はトゥーコンプリケイトっすね、久保田さん。マンキーです。

(みすたあX)

Fordトランジッド到着
2008年06月04日

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久保田さん、あなたは何を考えてるんですか。かなりのボリュームですね今回の柱は。さすがにビビります。
長年アイルランドの風雨に晒されながら、工事現場に行き来してたんでしょうかこの車。所々錆びたり苔むしていて良い味わいになっています。内部も、さすが作業車、男どもの匂いで満ちていましたよ。エンジンはディーゼルで、かなり調子いいです。このまま乗ってもぜんぜん大丈夫ですね。

ベルリンのトラバントみたいに可愛らしい色してないし、ただ無骨な感じですが、その分長時間煮込めば、良いダシが取れそうな気がします。誰も食べない所が本当は一番美味いんです。堅くて食えねえ部分を歯が折れそうになるまで噛み、ガリガリと響く音が、舌で味わうものとは違った深みを醸し出します。油断してたら痛い目に遭いそうです。

それにしてもこのスタジオ。他のアーティストの3倍のスペースを占拠してるのにもかかわらず、家賃は一緒というのは、どういう事なんでしょうか?それでいいんです、いろいろ考えてはいけません。その為に私はわざわざ地球の裏側までやってきました。明日からエンジンをおっ外す作業に入ります。私は夏休みの宿題を最後の日までやらないタイプです。給食は肉だけ最後まで取っておくタイプです。

(みすたあX)

19マイル
2008年06月01日

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今日は、コーク市民ボートレース大会が開かれ、それにかり出されてしまいました。朝8時に集合、川の河口からさかのぼって来るレースなんで、車で海まで出ました。ここでは、結構ポピュラーなスポーツらしく、沢山の人が集まってました。10人で漕ぐ10man boatというヤツに参加しました。僕のチームの人達は赤いTシャツを着て、張り切ってます。でも、なんか10人以上いるように思えました。案の定、人数が多く、ボート経験2回目の私は補欠に回されてしまいました。人数足りてるなら呼ぶなよな、とマジで思いました。ここでは、ボクはヒマジンだと思われているのかもしれません。人数が足りなくて困ってると思って来たんですが、そんな日本人真心勘違い的精神はココでは通じません。ボート漕ぎが大好きでこの日本人はやってきたと、誰もが思っています。

なんだよ、と思ってると、他のチームで人数が足りないから来てくれと言われました。結局、どこの誰だかわからない人達の集まった、混成チームのボートを漕ぐ事になり、少し不安になりました。これが二回目だよとメンバーに伝えると、みんな驚いています。でもやるしかない。英語で指示されますが、何を言ってるのかわからないし、ナンバー4というのが私の名前にされてしまったのですが、そんなのうまく反応できないです。

わけがわからず漕ぎだしましたが、混成チームのくせに意外に早い。これは、行けるんじゃねえかと思いましたが、中盤でやはりボロが出て来ます。チームワークがなってないのと、コックス(掛声をかけたり、漕ぎ手を指示する人)があんましやる気が無い事で、他のボートにどんどん抜かれて行きました。19マイル(約30キロ)はやはり長過ぎました。2時間ものボート漕ぎはやっぱりキツイです。オールを操るのは集中力が必要なんですが、英語で話しかけられると、ボクの場合もう一個脳が必要になるのも困りました。

手にマメができたのはまだいいとして、ケツにマメができたのは生まれて初めての経験です。作品の材料が届かないと、意外な経験が出来てしまいますよ久保田さん。今度会う時は、スゲーまっちょになってるかもしれないです。今日はスゴく天気がいいので、外でスペイン語を話す軍団が騒いでます。うれしくてたまらないみたいです。ベルリンもそんな感じですか?

(みすたあX)