(みすたあから、しつこくまたメール来ました)
今夜は、まえからずっと中国に来てまで節約生活をしていますんで、たまにはいいだろうと思い、おもいきって外食してみました。上海郊外の、日本人旅行者は誰もいない七宝(チーバオと読む)という場所に泊まっているのですが、近所に大きなスーパーとかレストランが密集している場所があります。そこにある鍋屋さんに行きました。週末はそうとう混んでいるので、前から気になっていました。
店に入るとおねえさん(美人)が席まで案内してくれますが、中国語しか通じないんで、注文に少し手間取ります。メニューを書いた紙を渡されるので、欲しい物の欄に印をつけるシステムになっています。私は日本人ですから、少々漢字が読めますが、読めても意味が分からない事が多いです。魚介類、肉類の鍋なんだろうなというのが、いくつかわかりましたが、何故か”菌王鍋 ”というのに心ひかれ注文してみました。あと、一度スーパーで買って来て、自分で部屋で調理してから大好きになった、ウシガエルも注文しました。牛とか豚羊の肉に比べ、格段に安いです。注文を受けたおねえさんが、こいつ日本人のくせにウシガエルの欄に”2”(二匹)とか書いていやがるぜ、と思ったらしく、支配人のところに相談しに行きました。支配人は何を思ったのか、巨大なウシガエルを網に入れて、私の所に持って来ました。多分、オマエが今注文したのは、こいつのことだぞと言いたかったのでしょう。まわりに他の客もいるのに、恥ずかしいじゃないか。しかたなく、じゃあ一匹でいいよと伝えました。
しばらくして、ビールと菌王の入ったアツアツの鍋がやってきました。菌王は、予想通りキノコの事でした。私はキノコが大好物なので、直感でわかりましたよ。菌王どもの中に、ウシガエルの肉をぶち込み、自分で自由に作れるタレのコーナーで作った、みすたあ特製のタレにつけて食しましたよ。カエルは少し生臭いので、ニンニクやネギを利かせたタレで食べたらうまかったです。見て下さい、このカエルの写真、そしてそれを食う日本男児、益荒男のこの勇姿。キノコの鍋にカエルをいれて食う姿に、本場中国人もびっくりです。多分、私の前世は山伏か山姥だと思います。
それにしても、菌王どもの量の多さには、私みすたあxもマジで脱帽です。中国人の人海戦術は有名ですが、これはキノコ戦術とでも呼びましょうか。負けるわけにはいきませんので、途中でお腹が痛くなりましたが、全部食べ終わりましたよ。素朴な疑問なのですが、キノコって栄養あるんですか? まあいいです。全部食べ終わり、鍋レストランをあとにしました。勝利の微笑みいっぱいの私を見送る、受付のおねえさん(美人)のまなざしが、妙に熱かったような気がしました。
久保田さん、ベルリンにはこんな店ないでしょう。では
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