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Japan Now 2007
2007年05月22日

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この、なんだかよくわからない写真は、今年9月に私 久保田が、パフォーマンスする場所を撮ったものです。ベルリン mitteにあるTheaterhaus Mitteという所の中庭。その場所に、作品を持って来て、恒例の祭りを、一発やってしまうわけです。Theaterhause mitteは、普段、演劇や舞踏関係を中心に、芸術の発表の場になっています。奥に見えてるサーカス小屋みたいなものは、いろんな所から来た作家等が、みんなで寝泊まりする?場所と聞きました。ここから歩いて7、8分の場所に家があるから、オレは自分の家に帰るけどね。

今日は、作品について話し合う為に、キューレーターのGabiさんという、おばさんに会いに行きました。作品が大きいし目立つから、人を呼べるって事で、期待されてるようだ。搬入、搬出が、いつもながら大変なので、後日また話し合う事になった。

Japan nowっていうイベントは、2年に一度、日本の作家がベルリンで発表する場で、舞踏関係の発表が中心になっている。どういう展示が行われるのか、ベルリン一年生のオレには、イマイチまだよくわかっていませんが、Japan Nowと言われた以上、Japanの中で一番ナウい作家として結果を残さなければ。9月に発表はあるんで、日本からも助っ人随時募集中ですよ!!!!!

Paris
2007年05月19日

まったく想像がつかないと、人には言われますが、オレは、3年前に一年間、パリに住んでた事がある。それも、ノートルダム大聖堂っていう観光名所まで歩いて5分の場所だぜ。今考えると、スゲー事だが、その当時はそれほどの感慨は無かった。フランス人には、ドイツ人以上に、いろんな手続きなんかで手こずらされたり、路上に犬のクソが多過ぎて頭に来たはず。今になると、良い思い出しか残っていないのが、不思議だ。人間の脳ってうまいこと出来てるものだね。世に言う、なんでもかんでも、昔は良かったと考えてしまう病気 「無い物ねだりスパイラル」 ってやつかね?言わない?

さっき、パリーベルリン間往復の格安航空券を予約した。今度、妻が仕事を辞めてしばらくこっちに来るんで、思い出の場所 巴里 に一緒に行く事に決めたわけです。Aki and JC夫妻(リンクのNippon.Fr参照)を頼って。Akiさんには、パリで英語を教えてもらっていました。二人の家には、一回御邪魔したことがある。バルコニーからエッフェル塔が見える、とても眺めの良い部屋に住んでいるので、行くのが楽しみだ。マルシェに行き、ムール貝を買って来て、また食ってみたいなあ。白い建物、眩しい空、すばらしいなあ、もう頭の中イイ事だらけ。

でも、この間、大統領が右派のサルコジさんに変わったばかりだ。何かしら、混乱が起きてるかもしれん。それが、現実だ。そういえば、Akiさん家の隣の住人、テレビの音がウルセーって言ってたな。オレも、騒音には頭に来てる。よーし、JCと一緒に壁をたたこう。

ネット
2007年05月15日

やっと新居に念願のネットが繋がりました。やったー、嬉しい。オレのような、アナログ二進法人間でも、もはやネットがないと生きて行くのが不便と思える時代になりました。毎朝、何かの儀式の様に近所のカフェへと通う日々ともおさらばですよ。毎日必ず、開店と同時にパソコンを持って店にやって来て、毎日同じミルヒーカフェ(直訳 コーヒー牛乳)を飲み、ネットをして行く規則正しい日本人を演じてきたよ。これが、日本人の生き様なんだよ、欧州人には、奇妙に映るかもしれないがね。

ところで、時間にルーズなドイツ人(日本人とドイツ人似てるってのは、妄言)が、今日に限って、モノすげぇ早朝にウチにやってきたよ。プロバイダーの会社の人。事前に、朝8時から、夕方4時までの間に来るから、家で待っててくれと言われていたんで、今日は家から出られないのを覚悟していたのだが、そいつから、第一弾の電話が来たのが、なんと朝6時半。電話に出たとたんに切れたのだけれど、その後、7時頃またかかってきた。ドイツ語だったからよくわからんが、とにかく、オレが家にいるかどうか確認したかったみたいだ。いるに決まってんだろ、こんな早朝。7時半に、玄関のベルが鳴り、彼はやってきた(朝だよ)。入るなり、よく聞き取れない英語で話しかけて来たんで、適当に対応し、作業は本当に10分くらいで終わった。

多分、プロバイダーからの下請けでやってる作業員で、繋いだ分だけ金がもらえる歩合制でやってるんだろう。作業を見た感じでは、小走りで無駄の無い、早く終わらせて、家に帰りたい的な動きでした。こっちでは、昼くらいまで寝てる人もいれば、こんな早朝に仕事にやってくる人もいる、幅が広いね。オレも、かなり早起き人間だから、君の気持ちはよくわかる。でも、いくら早くウチに帰りてーからといって、この朝駆けには、意表をつかれたよ。とりあえず、繋がったので良しとする。その後、モデムについてきたCDを入れて、なんか登録するのが原始人にはわからないのでSちゃんに来てもらって、やってもらいました。ありがとね。ネットがついた新居は、なんか違って見えるぜ。うれしい。

モツ焼き 第二章
2007年05月12日

金曜日ってのは、こっちの人にとって、騒ぐ日みたいなんで、結構夜中まで街は賑やかです。昨晩は、オレの部屋の下に住んでるドイツ人失業者も、金曜日ということで、一人音楽をガンガンにかけてウルセー、ウルセー。静寂を愛するオレには迷惑以外の何物でも無い。そろそろ刺してやろうかなと思う。死ねバカ。

ところで、昨日は、日本食が恋しくなったんで、部屋でモツ焼きを決行してみた。ヨーロッパは、やっぱり肉が安い。モツは特に信じられない程安い。日本でも、好んでモツを食していたオレには、天国です。日本と同じ値段で、ほぼ2倍の量を楽しむ事ができるので、やめられないです。タン、ハツ、レバ、砂肝などいろいろあるけど、ナンコツだけは、トルキッシュマーケット(通称トルコ屋)に行っても見つからない。一番好きな部分なのだが、残念。国立で、親方大森氏に連れて行ってもらっていた、モツ焼き「まっちゃん」(女人禁制)が懐かしすぎる昨今です。キャベツが無いんで、レタスで代用しました。豚タンを薄く切り、塩して食ったが、レモンを買って来るのを忘れ、後悔した。アパート下の、ワイン屋で安いヤツを買ってきたが、専門店だけあって、なかなかいけました。

今夜は、日本を思い出したかったんで、カラオケの雰囲気を演出するために、人からもらった昭和歌謡大全集、ジュリー(沢田研二)、上田正樹、五輪真弓、演歌とかかけてみた。スゲーいい気分だ。えっドイツに来てる意味ねえって?33歳にもなっちゃって、今更ドイツ人が作ったピコピコいう音楽は聴けねえぞ。20代とか、学生の人はいいかもしれないけど、オレには無理です。

演歌の中でも、細川たかしの「望郷じょんがら」って歌が、すごく心に響いたよ。高度成長期に津軽から、東京に出稼ぎに来た人が、その後、望郷の念にかられる歌詞の内容。芸術過疎化地帯 日本 から本場で芸術するためにわざわざ出て、ヨイショコラショしてるオレの状態にぴったり来たよ(この理屈は、それほど強引でも無いと思うが)。とりあえず、すげーしびれた。ジュリーの「サムライ」も良かったよ。

新しいチャリ購入
2007年05月09日

飲んで酔っぱらってる時に、今乗ってるチャリンコを、A君にタダであげると約束してしまいまして、安いチャリを探しておりました。男と名乗ってるので、もう断る事はできないのだよ。今朝郊外の方に、新品なのに安い店があるというんで、早起きして行ってみた。テーゲル空港の方まで。

すぐ店を発見!チャリも発見!スゲー安い、新品なのに。それも18段変則のMTBだよ。でも、箱に入ってる状態なので、自分で組み立てなきゃならん事に気が付き、唖然として少し考えたあげく、周囲の人が見守る中、店を出た路上での組み立て決行。以外にも簡単にできた。新品のチャリは今のところ快適。これはスゴい。この夏は、自転車専用道路がかなり整備されてるベルリンを走り回る予定。

スタジオ裏テント
2007年05月07日

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GW中に、久保田組スタジオ裏のボロテントを、山田、千葉君達が直して倉庫として使える様に改装してくれてるみたいだ。吉岡氏が写真を送ってくれました。感動です。こういう事が、日本の美術を変えて行く礎になるんだぜ!大げさだなって、笑ってんじゃねー、マジだよ。

七年前
2007年05月06日

昨日、生きろ鈴木さんの誕生日及び結婚記念日パーティーがあったんで、行ってきました。彼は、レーナードというドイツ人の家に住んでいます。すごい御馳走が出たので、がっついてしまいました。酒も、どんどん流し込みです。久々に飲む日本酒は、五臓六腑にしみわたりましたよ。鈴木さん誕生日おめでとうございます。鈴木さんとは、やってる事や、現場で働いてた経験なんかが似ているせいか、気が合います。

パーティーの途中で、イップという鈴木さんの友達のオランダ人アーティストが来ました。いろいろ話を聞いていると、なんとヤツは、七年前に渋谷のスクランブル交差点を封鎖してパフォーマンスをして、警察につかまり「自称アーティストの男性」としてニュースにも出てた男でした。すげー、びっくり。オレは、その当時、金がなくて作品が作れず、ひねくれてた時代で、右翼に傾倒して、尊王攘夷運動を唱えてた頃だったんで(今は違うよ)、そのニュースを見て、神国の風紀をみだしやがって、ろくでもねえ野郎だと、この外人を刺し殺そうと思ったのを思い出しました。それを彼に話したら、かなりウケてました。怖がってもいたが。

とにかく、そんな人にいきなり出会えた事が、驚きでした。今度彼がベルリンでやってる、「ペチャクチャ」とかいうイベントにオレも出演予定。面白い事になりそう。レーナードの家に、チンポ型のビールの栓抜きがあったので、すげー、すげーと言ってたら、くれました。感動。お返しに、アイルランドで作ったチンポをプレゼントする予定。密度の濃いパーティーだったよ。