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芦別(あしべつ)
2008年12月23日

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週末、北海道に引っ越した吉岡さんを訪ねて芦別市に行ってきました。吉岡さんは、ムサビ時代の先輩で今までの人生の中で大変お世話になった人です。誰にも話せない悩みも、吉岡さんだけには話せたものでしたので、僕はかなり救われてきました。パリ滞在も半年間一緒の期間を過ごしたので、一緒にノルマンディーとかに行きました。世界男根彫刻大会in Koreaも一緒に行き、吉岡さんが優勝しました。
今は、違う方面の木工の仕事の方で頑張って奥さんの昌世と息子ユウゴと故郷芦別で暮らしています。

芦別は、一面雪に覆われ足元つるつる状態でした。ここはかつて炭鉱で栄えた街なので、今でもその名残があります。石炭から観光へと産業の比重を変えて久しいのだが、うまいこと行っていない様子。何故だか、僕は炭鉱に引き寄せられる。以前も筑豊炭田に行ったことがあります。歴史マニアではあるけれど、炭鉱マニアではない。でも何故に。

炭鉱の街というのは、朝鮮人労働者が働かされていた影響なのか、ホルモン焼きがかなり美味い。芦別も例外でなく、吉岡さんに行きつけの 熊っこ という店に連れて行ってもらった。一切れがかなり大きくて食べ応え有りでした。γ-GPTを気にしながら焼酎を飲みまくりました。

町中にある芦別の歴史資料館へ行きましたが、炭鉱関係のモノだけでなく、縄文遺跡やアイヌの文化も見ることが出来ました。縄文時代、ここはかなり盛り上がっていた様子です。見たこともない矢じりが沢山ありました。明治時代に開拓民が芦別にやってくる前は、アイヌの人たちがかなり住んでいたらしいです。町を流れる一級河川 空知川(そらちがわ)をハイライトを吸いながら眺めつつ、その当時を想像する時間は、なんとも豊かな時間でしたよ。

写真は、炭鉱で使っていた削岩機。

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コメント
コメント

わざわざ来てもらったのに大した事が出来ず申し訳なかったです。
せめて炭坑の建物が残ってたら是非一緒に行きたかったところなのだけど。
あれはかっこ良かったのだが。
郷土資料館の中で何枚も撮ってた写真の中でこれを選ぶってことはやっぱり炭坑マニアなのでは?
まあ今芦別が我慢の時期なのは、他の地方自治体とはちょっと違って、炭坑でいい思いをしたからなんだと思います。多分。

投稿者: ヨシオカ | 2008年12月24日 12:34

どうも吉岡さん、ありがとうございました。今度はちゃんと時間のあるときにゆっくり行きます。お父さんともお話できて嬉しかったです。

郷土資料館の写真は、実際のところどれを使うか迷いましたが、なぜかこれにしてしまい、後から違うのがよかったかなとか思いました。吉岡工房から撮った雪景色もあったし。

これから芦別の役人が、吉岡さんの言うことを聞くようになるといいですね。世代の交代が必要かもしれないですけど。

投稿者: くぼた | 2008年12月24日 16:49
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