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万治朗くん
2008年12月19日

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ここ2日間アトリエの建設の手を休め、ふたたび長野に帰っていました。というのは、来年12月に神奈川県民ホールで開催されるグループ展(久保田が参加)のための取材に、学芸員の中野さんが遠路はるばるいらしてくれたので、僕の作品のルーツについて御案内をしました。僕の作品は、故郷諏訪とは切っても切り離せません。一緒に諏訪大社や御柱祭についての史跡を回りました。

前日に中野さんから、現代美術に対して拒否反応をしているウチ両親に、僕の作品がいかにスゴイのか説明していただきましたが、まだ理解する気がないような感じでした。もう、目の前で車を廻してやるしか方法はなさそうです。車を廻す事が、ただ奇妙なことにしか思えないようですが、それはまだ見ていないからです。ウチの両親が僕の作品を理解できるような日が来るということは、日本国民がみんな僕の作品を理解してくれるという事と同じだと信じています。そんな日はきっとくる。それは来年の12月、神奈川県民ホールにやってくる。

写真は、諏訪大社下社春宮の近くにある 万治の石仏(通称 万治朗くん in 久保田家)。田んぼの中に存在し続けた巨石を、石工がこんな風にレリーフとからめユーモラスな仏に仕上げました。岡本太郎も絶賛した彫刻です。いつ見ても心安らぐ風貌です。

明日から北海道に行ってきます。そうです、僕はまったく落ち着きがない男です。

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