久保田組、本日の作業内容はラジエーター破損部の修理、アクセルワイヤーをベルリンから持って来たハンドルに繋げる作業、キーシリンダーのハンドルへの取り付け、人員1名、手元足下に注意、以上です。ヘルメットは良いか〜、アゴヒモは良いか〜、足下は良いか〜、今日も安全作業で頑張ろー、オー。(わかる人とわからない人がいると思いますけど)。ベアリングとシャフトも注文したから、ここから先は結構先が見えて楽しい。給食で残しておいた肉を食う時間です(わかる人とわからない人がいると思います)。
とりあえず、毎日特にアーティストとして物事を考えることはなく、ただひたすら作業を続ける男です。アイリッシュのアーティスト達は、昼頃来て結構のんびりとやっていますが、オレは毎日、ほぼ同じ時間にスタジオに来て、ほぼ同じ時間に飯を食い始め、ほぼ同じ時間にシャワーを浴びて帰る事を繰り返している。長い事日本で現場作業をしていたリズムは変えようと思ってももう無理です。こっちの方が作業がはかどるし、日中しか工具関係の店はやっていない。スカルプチャーファクトリーの隣でマンション建設作業をしているヤツらと、今はほとんど気持ちは変わらない。これがブルーカラーってヤツなんだよ。オレは、いまでは貴重になり、国の天然記念物の指定を受けるかもしれないブルーカラーアーティストだ。わかった風な事を述べて、ゴミのようなモノを作っている人達にまだまだ負けられないです。
体力勝負だから、朝からカレーやインスタントラーメンを食うのは当たり前だ。ミックからサベージ(野蛮人)の称号をもらっているが、悪いけど朝メシにパンとか、わけのわからん鳥のえさのような物に、牛の乳をかけて食う気にはなれない34歳(けっこうまだ若いね)日本男児です。このまま生きる。
お疲れ様です。なんだかんだ言ってもコツコツ、ジリジリと追い上げて来る兄貴の前傾姿勢には頭が下がります。作品創るってそういう事だよな、って改めて感じました。良い励みになります。
自分も数年ぶりの展示が今日から始まりました。8ヶ月もかけて、たった一点と情けない話ですが、兄貴や、諸兄等の奮闘ぶりが励みになり、なんとかやる事が出来ました。有り難うございます。
タイトルは『soul of art』です。なんとも恥ずかしいタイトルですが。でも、こんな今だからこそあえて言わ無ければと。東京谷中から叫んでいます。
怪我には気を付けて、健闘を期待してます。では。
後、電動工具の適正使用も必要だと思います。
鶴
『soul of art』かい。いいねえ、その響き。仕事の方も大変そうなのに、その合間に8ヶ月かけて作った作品というものが、いったいどんなものなのかオレも見てみたいです。鶴くん、君に会わせたい人がオレのまわりにはいっぱいだ。アートが身の回りに普通にあるって、なかなかいいもんだよ。難しい事はよくわかんないけどさあ、やっぱり魂を感じさせたいとオレも思う今日この頃。
多分、作品を作るという事が無ければ、オレの場合おかしな人間になってしまうのは自分でも良く知っているから、アートと呼ばれるものの存在に感謝。最近は、自分の作品はアートという名前で一応分類分けされているけど、本当は単なる祭りなんではなかろうか、とか地球の裏側で考えています。祭りには神聖な気持ちで挑まなきゃならないんで、奉仕の精神で頑張ります。
いつもコメントサンキュー。こちらこそ励みになってます。結構孤独な闘い強いられているもので・・。
電動工具の適正使用、懐かしい響きだ。またそういう場所に戻る日がやって来るのかなあ、やっぱ。
オ〜イ 日本から帰って来たぞ。美味いものをたらふく喰って来たぞ。いいだろ〜
安全確認と作業前体操、俺のヘルメットにはタマ掛けと溶接シールが輝いていた。しかし、もう7年もやっていないなぁ。こちらの国では肉体労働は体操も何も確認無しでいきなり始まるぞ。積み荷下ろししかした事ないけどね。
デカイ青空の下、アートとは何ぞや?今日も思う。
えっ!やけに早く帰って来たじゃないの。くっそー、居酒屋とか行って刺身とか食ったり日本酒飲んだりしたんじゃないの?もしかして。打ち上げで鈴木先生に抱きつかれなかった?いいないいな。来年は、イイジマは帰って来れねえから、変わりにオレが行くってのはどうかな。
タマ掛けと溶接だとー?やるじゃねえか。オレなんか「久保田組」とマジックで手書きで書いた文字と、B型(日本だと不当な差別をうけています、イイジマも)という字が輝いていたよ。
そういえば、ドイツの鳶(そう言うか知らないけど)なんか5階建てのビルの足場組むのにも、ヘルメットすら被ってなくて、見てる方がハラハラするぜ。マジであれはイカン。君たちこの現場出入り禁止にしますよって感じ。
アート、それはただの名前。そんな名前に踊らされてはイカン。もっとテキトーにやりたいことやればいい。そのうちそれがアートと呼ばれるようになるし、呼ばれない事もある。そう思うこの頃。