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モツ焼き 第二章
2007年05月12日

金曜日ってのは、こっちの人にとって、騒ぐ日みたいなんで、結構夜中まで街は賑やかです。昨晩は、オレの部屋の下に住んでるドイツ人失業者も、金曜日ということで、一人音楽をガンガンにかけてウルセー、ウルセー。静寂を愛するオレには迷惑以外の何物でも無い。そろそろ刺してやろうかなと思う。死ねバカ。

ところで、昨日は、日本食が恋しくなったんで、部屋でモツ焼きを決行してみた。ヨーロッパは、やっぱり肉が安い。モツは特に信じられない程安い。日本でも、好んでモツを食していたオレには、天国です。日本と同じ値段で、ほぼ2倍の量を楽しむ事ができるので、やめられないです。タン、ハツ、レバ、砂肝などいろいろあるけど、ナンコツだけは、トルキッシュマーケット(通称トルコ屋)に行っても見つからない。一番好きな部分なのだが、残念。国立で、親方大森氏に連れて行ってもらっていた、モツ焼き「まっちゃん」(女人禁制)が懐かしすぎる昨今です。キャベツが無いんで、レタスで代用しました。豚タンを薄く切り、塩して食ったが、レモンを買って来るのを忘れ、後悔した。アパート下の、ワイン屋で安いヤツを買ってきたが、専門店だけあって、なかなかいけました。

今夜は、日本を思い出したかったんで、カラオケの雰囲気を演出するために、人からもらった昭和歌謡大全集、ジュリー(沢田研二)、上田正樹、五輪真弓、演歌とかかけてみた。スゲーいい気分だ。えっドイツに来てる意味ねえって?33歳にもなっちゃって、今更ドイツ人が作ったピコピコいう音楽は聴けねえぞ。20代とか、学生の人はいいかもしれないけど、オレには無理です。

演歌の中でも、細川たかしの「望郷じょんがら」って歌が、すごく心に響いたよ。高度成長期に津軽から、東京に出稼ぎに来た人が、その後、望郷の念にかられる歌詞の内容。芸術過疎化地帯 日本 から本場で芸術するためにわざわざ出て、ヨイショコラショしてるオレの状態にぴったり来たよ(この理屈は、それほど強引でも無いと思うが)。とりあえず、すげーしびれた。ジュリーの「サムライ」も良かったよ。

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