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共和国宮殿 解体中
2007年01月11日

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ベルリンの、グッゲンハイム美術館で、ヨーゼフボイスとマシューバーニーの作品を同時に並べて、アメリカ人マシューバーニーが、どんなにドイツ人ヨーゼフボイスの影響をうけているか、というのを見せる展示をしてるって聞いたんで、家から歩いて見に行ってきました。

本当だ、見れば見る程、方法論が似ていた。世の中を見てみると、突然若くして、スゴい事をやらかす人には、大概その見本となるテーゼが存在している事が多いが、マシューバーニーにしても、例外で無かったのかと、考えさせられました。まあいいや、勉強になった。パフォーマンス映像で見たのだが、彼は若い時アメフトの選手してただあって、良い筋肉していた。オレも、アメフトしてたんだけどな・・・。

帰り道、解体中の共和国宮殿が夕焼けに照らされ(まだ午後3時なのに)奇麗だったんで、写真を撮ってみた。共和国宮殿は東ドイツの共産党支配の象徴となるものだったんだけど、鉄筋への吹き付けアスベストがすごかったり、見た目の印象が独裁をイメージさせて、評判が悪いので壊す事にしたんだって。

評判が悪いって言っても、こういうガラス張りのハコ、世界中で今メチャクチャ作ってると思うんだけど、なぜこの建物だけ、嫌がられるのか?まあいい、この全ての鉄筋に、アスベストがまんべんなくついてたわけだ。そりゃあ恐ろしい。学生の時に、工場の建物についてるアスベストを取るバイトをしていたの思い出す。一緒にやってた友達の防塵マスクだけ、ブッ壊れていて、仕事が終わったあと、そいつの鼻の下が真っ白になっていた(きゃはは!)。ヤツはまだ生きている。

この鉄骨捨てちゃうのかなあ。こんな太いヤツ、買ったらスゴく高いんだけどなあ。共和国宮殿の鉄骨を使った土台で、トラビーの作品作れたら、お金も節約できるし、歴史的な意味も強くなるのだが。などと、いろいろぶつくさ考えながら、歩いてまた家に帰った。

オレの日記内 2006年7月辺り に、ルーマニア ブカレストの「国民の館」っていう、建物のデザインは違うけど、この共和国宮殿と同じ様なものが見られる所があるんで、好きな人は探してみて下さい。両方見ると、なんだか共通性があって面白いです。

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