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ネオナチ
2006年12月10日

スタジオがあるSchoneweideは、ベルリン中心地からSバーン(電車)で、3、40分の場所にある、寂れた場所だ。少し遠いが、東京に住んでた時の事を思えば、屁でもない距離だし、電車も混んでない。毎日そこまで足を運んでいる。最近、Sバーンの駅に武装した警察がよく立っているのを見かけていたが、Schoneweideの駅には、50人程のいかつい警察が立っていた。ヘルメットとか、ニーパッドなどをつけて、これから何かが起こりそうな雰囲気。取材のためか、上空にはヘリコプターが飛んでいた。

Sバーンの駅から、トラムに乗ろうとしたけれど、今日はストップしているらしい。一体何がおこるのか。トラムが来ないのを知ったオバさんが「シャイゼ(糞)」とつぶやいてます。しかたがないので、歩いてスタジオまで行ってみた。オーレに聞いた所、ネオナチによるデモがあるらしい。最近、ネオナチの活動が少し活発らしく、外国人がボコボコにされることもあるらしい。気をつけねば。

彼らは、ほとんど郊外に住んでいるらしい。日本で、右翼とヤクザがミックスしているように、ネオナチと、フーリガンはしばしば同じ人間であることが多いようだ。ポーランドのフーリガンとドイツのフーリガンが、国境の街で決闘した事件もあったようだ。ベルリン郊外には、東ドイツ時代、ベトナム人が移住して来ているし、クロイツベルク以南には、トルコ人や、アフリカのどっかに国から来た人達がいっぱい住んでいて、ドイツじゃないみたいだ。かれらに仕事を奪われたドイツの若者が、ネオナチになっているのか。

ベルリン中心地を少し離れただけで、北斗の拳 Z (ジード)状態のモヒカンを沢山見れるし、赤や緑の髪をしたパンクとか、ロシアから偽造タバコを持って来て売ってる、謎のベトナム人とか見れて面白いですよ。タバコは高級品だから、一箱普通500円くらいはするけど、茂みに隠れているベトナム人からは、200円くらいで買える。こういうベルリンのはみ出し者みたいなのを見るのが、最近楽しみだが、ネオナチには十分気をつけたい。

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コメント
コメント

 毎回この日記を楽しみにしてるよ。すごく面白いからまた色々載せてくれ。

投稿者: 田中 シンタロウ | 2006年12月10日 22:18

よう、田中元気か?日記読んでくれてるのかい、うれしいよ。ベルリンのアートシーンとかより、政治向きな事に興味があるから、ついついこんな感じの日記になってしまうよ。

特に、DDR(東ドイツ)には、興味があるから、時間ができたら、旧東ドイツの街とか訪ねてみたいと思ってる。田中も好きそうに思うんだけど。

最近、今までわけもわからずやっていたことから、何かしら結果が出るようになってきた。

投稿者: 久保田 | 2006年12月10日 22:56
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