自分の作品に使う鉄が来たんで、スタジオに行った。9時半に来ると言ってたが、来たのは午後の2時頃だった(さすがドイツ人)。金沢美大卒の大山君と梶田さんが鉄を運ぶのを手伝いに来てくれたが、ぜんぜん来ないんで、待たせてしまい申し訳なかったです。
ハネスがモンスターを動かして二人に見せてくれました。コンテナ(船舶用)の中のこれらのモンスターがしゃべったり歌ったりしますが、シリンダーを使った技術がすごいんです。最近は大きな新しい仕事は無いらしいが、DCsは一月にこの写真のやつをオーストラリアに持って行って展示するらしい。オーストリア(ラが抜けてる方)かと思ったんで、近所だし行きたいと思ったが、聞いてみるとオースト(ラ)リアの方でした。ヨーロッパ以外の地域に行くのは始めてだと思う。移動して展示したいというコンセプトが生きて来ている。日本に来るのも夢じゃなくなって来た。
それにしても、オレが作ろうとするものは、未だに移動には不向きで売れなそうなもんばっかりだ。なんか考え方変えた方がいいんかね?
ドイツ人もフランス人と変わらんね。
違うのは信号無視しない事くらいか。
今日オレもアトリエに行き、初めて発電機を使ってみた(デカイ方)。
武蔵村山は異常なしです。
それでも、僕が行ってるスタジオの人達はものすごく親切で、人情味のある人ばかりです。彼らは、何の援助も無く、作品を売ったり見せたりする事で生きてる、本物のアーティストと呼べる人達なんで、そのうち日本にも来てもらうように、働きかけのお手伝いが出来ると良いと思います。吉岡さんが来たら是非紹介します。
この間の台風で、アトリエが壊れたんじゃないかと心配でしたが、安心しました。久保田組スタジオは、そのうちもっと大きくして、恵まれないアーティスト達の拠点にしていきたいと、まじめに思います。ムサムラ市民の反対なんて、どんと来いですよ。