今日は金曜なんで、いろんなギャラリーでオープニングパーティーが開かれている。ベルリンに来てすぐ、偶然に知り合ったイタリア人がやってるギャラリーに行ってみた。彼は、今のギャラリーの展示に何かしら変化をもたらしたいらしく、とにかく若い作家の展示を求めているようだ。オレにも声を掛けてくれていて、展示について話し合いを進めようかと思っている。車を使った作品とか、大型のものを彼は望んでいるようだが、見た通り狭い。せめて間口が広ければなんとかなるだろうが。いつも、オレがぶちあたる壁がまた目の前に立ちふさがってます。時代に逆行するのは、けっこう手間と技術と忍耐が必要ですよ、毎回。
ベルリン在住のアーティスト、北海道のケンちゃん(昨日家でごちそうしてもらった、ケルンのアートフェスタに出品予定)が来てたんで、ビールを飲みながら、こっちのアーティストは環境が恵まれてるせいもあって、逆に質の悪いやつらもちやほやされてる、という話題で盛り上がった。良い作品もあるけど、しょうもないものも、いっぱ〜い見られるのが、ベルリンの大きさなんだね。巻き込まれんようにしないとキケンだね、まったく。