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諏訪大社2
2006年08月14日

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もう2年以上前になりますが、御柱祭りに参加しました。そのときは、パリに行く一週間前で忙しかったけど、次の祭りは6年後になってしまうので、無理矢理参加させてもらいました。季節は、春先なのでかなり寒く、おまけに雨ばかり降っていました。重さ10トン以上ある御柱(ただの丸太ではなく、これは神です)を人力で、山から諏訪大社まで引っ張っていきます。1000人以上で引っ張りますが、あまりの重量に全く動きません。だから、木遣りを合図に一斉に引っ張るというのを、何回も繰り返して進んでいきます。木遣りっていうのは、なかなかすごい力をもっていまして、へたくそな木遣りだと御柱が動きませんが、声量があってコブシの聞いてる人の木遣りだと、すごく進むものです。神社までの距離は20キロ程あり、途中に坂や、狭い道、田んぼ、川などあって、そこを神である10トンの丸太を引っ張っていくのは、命がけの作業です。本当に怖いです。

写真は、川越しの光景。雪が降っていて寒かったです。オレは、もう地元民ではないのですが、地元出身ということで、元綱(御柱の先で、綱を操る人たち)に加えてもらいました。とりあえず川に飛び込み、綱につかまりましたが、雨で増水していて川の流れが急なので必死でした。流されて、諏訪湖で遺体となって見つかった氏子が過去にはいたらしいので、まじでびびっていた。後ろを見ると、高さ10メートル位の土手から、御柱がドップ〜ンと、川の中に落っこちてきたので(10トンだよ)恐ろしくなり、思い切り泳いだ。その光景は忘れる事ができません。水が冷たくて息ができなかった。向こう岸手前で、溺れる〜助けてと思い、足を着いてみた地点は、思い切り浅くなっていて、30センチくらいの深さだったので、かなり恥ずかしかった。土手から見ていた人に、笑われてしまいました。

オレなんかより、ずっと危険なポジションに位置する人は、いっぱいいて、彼らは命を掛けている。別に、目立つ事が目的ではなく、純粋な信仰心と、誇りを持ってやっている。だから、はじめから終わりまで、この祭りの全てを取り仕切ってる人たちの話は、本当に重みがあり、尊敬する。だけど、飲み会になるとメチャメチャやるらしい。祭りも野蛮ですが、彼ら自身も相当野蛮人です。今度は、4年後だけど行きたい人、一緒に行こうぜ。

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