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自分でやる時代
2011年04月21日

Kは某所で、今年の夏の暑さに向けての断熱工事を頼まれて、ここ数日やらせてもらっている。
天井の梁に軽天で骨を作り、そこに断熱材を敷き積めてから石膏ボードでふさぐ工事だ。
オレはそんな工事の専門家ではないが、理屈はわかっているのでやれないわけはない。
わからなくても、少しの経験とネットの力でどうにかなるものだ。

ドイツに滞在していた時、ほとんどの一般人がそのくらいの事は自分でやっていた。
ガスや水道の配管、電気の配線、自動車の修理まで自分でやるドイツ人はかなりいるし
材料を売る店も、そういう人達に対応するサービスが普通に行われていた気がする。

日本はどうだろうかと考えると、自分の出来る範囲を勝手に決めて、業者に無駄にお金を払っている人が多すぎる。
自分でやろうという人は、それほど多くない。

国内でも最近はホームセンターが充実しているし、専門的な材料も小売する店がどんどん増えている。
自分で家を建てる事を、「セルフビルド」とか言うらしいが、わざわざ横文字で言う必要はない。
自分自身でやるという事だけた。
そんな日本人は、かつて沢山いたはず。わざわざカッコイイ名前やスタイルに置き換えないと、そんな事もわからないらしいけど。

そういう環境が増えてくれば好奇心も旺盛になって、個人の知識や経験がもっと生きてくるはずなんだがね。

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コメント
コメント

ほんとにそうですね!イギリスに住んでた頃、何か壊れると大家さんがDIYショップで部材買ってきて直してくれてびっくりしました。DIYショップでドアとか普通に売っててカルチャーショックでした。でもほんとは自分でできるし、できるはずのことができないようになってるのって怖いですよね。

投稿者: ゆか@下北沢 | 2011年04月23日 22:21

でも、そう言いながら普通の人がいろいろ自分で出来るようになると職人の仕事が減ってしまうので、困るかも。
と、最近仕事が減っているKは思うのであります。

ゆかちゃん、震災後みんなコメントしてくれなくなったので、嬉しいっす。
あなたは素晴らしい人です。

投稿者: K | 2011年04月25日 18:58

それはおっしゃるとおりですよね。仕方ないといえば仕方ないですけど。

職人さんの仕事が減っているとしたら、建築関係の仕事が滞っているせいではないかと思います。
鉄鋼とか塩ビとかも生産地が壊滅して生産が滞っている上に、被災地の仮設住宅に優先的に回されて全然資材が足りなくて建てられないみたいです。ねずみーのような権力がないところは、動こうにも動けません。
事業仕分けもそうでしたけど、あっち回せばこっち足りない、あっち喜べばこっち困る、で世の中は一筋縄ではいかないことが多いですね。

そういえばコメントが滞っているのは、震災のせいだったんですか!!こんなところにまで二次被害が・・・。

投稿者: ゆか@下北沢 | 2011年04月25日 19:28

失○保○を得るため、ひっそりと隠遁生活を送っております。

夏も近づく八十八夜、いかがお過ごしかと思っておりました。
ねずみーの国から無事に脱出できたようで良かったですね。

ワタクシもホームセンター大好きです。行ったら1時間くらい入り浸って、用もないものを買いそうになり
危険です。

ポルトガルはいつからですか?

投稿者: nobulove | 2011年04月25日 23:20

ゆか様

さすがゆか様。そうなんです、塩ビ、パネル、断熱材等は手に入らず、供給されても被災地に送られています。
なので手に入る材料は急遽輸入した製品ばかりです。

工事が中断したり、消えた仕事も今回多いです。エコポイント制度のせいで、震災前から買い占められていた物もあります。
政治家の人気取り政策は、その多くが時間が経過するとともに意味のない事や弊害になっています。

Kも高速無料化に踊らされましたが、結局無料化はしないようですね。


nobloveさま

ひっそりと隠遁生活、なかなかいいですね。
ねずみの仕事が終わり、最近では本来のナンデモ興業になっています。
芸術の方は、日々一歩前進、半歩、一センチ前進を繰り返す状態です。

ポルトガルは9月頃になりそうですが、いきなり来月スェーデンに行って制作する事になりました。

車に石を詰める作品(10年以上前にやりました)を作ってくれと言われています。

投稿者: K | 2011年04月26日 07:19
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