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エストニア  タリン 滞在記3
2009年08月03日

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MUKUという新しい美術館は後廻しにしようという事で、一番見たかった歴史博物館へ徒歩で向かう。
でも、行けども行けども、それらしいものは見えてこない・・・。
見渡す限り、ソ連時代の無機質なコンクリート住宅ばかりで、ひび割れが痛々しく、古いトラムが走っている。
ソ連時代には、共産主義に反対する人間はシベリアに送られ、代わりにロシアからの移民がこの昔は新しかったであろう建造物に住みついたという事らしいです。
恐ろしや、スターリン。北海道がソ連に獲られず、良かったです。

ここに住む男達は何故かみんなマッチョです。俺は単なる痩せた東洋人。

そのうち、俺の地図上の勘ピューターでは出現するはずの無い、国鉄の駅(無人)が現れた。
方向が全く違っていた事にようやく気が付き途方にくれる。

「オレは方向オンチー、オレは方向オンチー」(作詞作曲 くぼた) 

を口ずさみながら、元の道を引き返し、MUKUに逆戻り。
ちょうど開館してたので中に入りました。フィンランド人建築家による、洗練された建物。
エストニアの中世から現代までの沢山の作品が見られます。作品は多いのですが、やはり支配されてきた歴史が長いせいか、エストニアらしさというものは、どういったものなのか戸惑うものでした。
つまり、その時代時代において主流と目されるアートの亜流によって、表現もなされてきたorそういう作品だけを展示している感があるということ。

なかには、えっ という作品もあったよ。特にソ連支配下時代の抽象作品は、作家個人の思惑を、じわじわと物語ってきます。

MUKUを見終わり、人気のない寂しい道を一人歩きます。めちゃ雨が降ってきて、木の下で雨宿り&小走り。
工事現場のオジサンが片言の英語で道を教えてくれました。そしてやっとの事で、海辺の歴史博物館に到着。

写真:歴史博物館内  エストニア独立運動の様子

(美術館内の写真はいっぱいあるけど内緒 自分でいけ)

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