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個展開催中2
2009年01月29日

浅草橋マキイマサルファインアーツで個展開催中なのに、村山でアトリエ建設を続行しギャラリーに行ってない、バカヤロー久保田です。というのも私は2月中旬になると再び海外に旅立たなければならぬゆえ、日本で残された仕事をすべて片付けなければならない状態なのです。昨日もレース直前競輪選手Tomityさんに手伝っていただき新スタジオの配線に追われていました。ギャラリーには、週末金、土曜日に行く予定ですので、皆さん居酒屋にでも行きましょう。

今回の個展では、自動車回転作品、小品、ビデオ作品について鑑賞者の方々から様々な御意見をいただいております。特にビデオ作品「孤高」、一部の小作品「紅いヘルメット」、「墓」(売れました)、「沈む湖」について久保田の意向がわからないと違和感を覚えられた方から御指摘を受けています。ネット上、メールで、飲みながらと、皆様温かい御言葉ありがとうございます。そういうのを待っていました。

そもそも、私のportfolioを見ていただけばわかるように、私はいつも車を廻しているというわけではありません。いつも廻せるわけもありません。そればっかりやりたいわけでもありません。そもそも車だけを一生廻しているということであれば、それはかえって不自然かもしれない。小さいミニチュア自動車回転作品を作るのはどうかと、いろんな人に言われます。それは時間が沢山できたらやろうと思ってますし、見えてます。暇と時間と金さえあれば十分出来るでしょう。しかしながら、そのミニチュアが野性的感覚を本当に伝えてくれる媒体となりえるかというと、その答えはNoとなるかもしれない。それを作っている時の私はきっと燃えてないかもしれない。かもしれない。


パチンコ屋を撮影した作品「孤高」を作っている時、私は自分の制作活動に対して新しい方向性を模索できました。電動こけしを切り裂いている時、鹿の頭蓋にグラインダーの刃を入れている時、私は新鮮な気持ちを味わって次なる展開を想像する事ができました。完成しすぎたシステムに、ただ惰性で自分の未来を託せるほど我慢強くはありませんし、その先に何かがあるとは思えない。ただ単に消費されていく事に耐えられるほど鈍感でもないですよ。たまにはいいじゃん、そういうことやったって。そのうちプロフェッショナルにやってやりますので、少々お待ちください。あと少なくても30年以上は生きられると思いますので、その頃には車を廻すことより、もっと面白い事をやるための序章と思っていただければ幸いな、今朝これから何年振りかに健康診断というものに行く久保田です。

もっと文句とか意見とか、全否定とか、どんどんお待ちしてます。でっかい ものさし でないと測れない何かを作れる男になるために頑張ります。

今週 金、土曜日画廊にいます。

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久保田さん、そのコメント、カッコいいです。打ちのめされました。

そう遠くない未来にまた何処かでお会いしたいです。


p.s.昨年末は肝心の時にお会い出来なくて残念でした。
パフォーマンスの写真、楽しんで頂けていれば幸いです。

投稿者: よっと | 2009年01月29日 17:27

よっとさん
お久しぶりです。
写真の方お礼が遅れてもうしわけありませんでした。そうですね、またお会いできるといいですね。

今年もハードに制作活動していきたいと思います。自然にそういう状況へと追い込まれている昨今です。

投稿者: くぼた | 2009年01月30日 07:09
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