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Leipzig
2008年07月07日

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ベルリンからICEで約一時間、旧東ドイツの街ライプツィッヒに行ってきました。アイルランドで出会ったアーティストJohn Power氏を訪ねる為です。僕は名前がHironariなので、ヒーロー。彼はパワー。ヒーローとパワーがいっしょになったらスゴい事になると彼は言っています。そんな事でいいのかは知らないけれど、とにかく会いに行きました。彼は普段ツアーガイドの仕事をしながら制作活動を続けている。僕もそういうリアルワーク時代が長かったので、彼の苦労と野望はもの凄くわかる。

ガイドの仕事をしているだけあって、ライプツィッヒの街中の歴史的な建物について教えてくれた。元ナチスの建物とか、アドルフヒットラー通りという名だった通り等、普通ではわからない情報を教えてくれて、歴史好きな者としては興奮した。街中は、やっぱり東の匂いがプンプンしていて、そう簡単に風化していきそうでは無かった。

やっぱりここも東ドイツ時代の工場跡地が廃墟となって沢山残されていました。その一部をアーティストインレジデンスに使っている巨大な建物があるんで見に行きました。Leipziger Internationales Atelierprogramm(通称LIA)という所で、いろんな場所からアーティストやギャラリーが集まってます。日曜なんであんまり人がいなかったけれど、普段は盛り上がってるに違いない。それにしても広い。日本人ペインターOnodera Ayaさんのアトリエをのぞかせてもらいましたが、かなり広い。設備も充実している。彫刻に関しては、今回は見られなかったが、工具とかかなりあるって話しだ。

こういう歴史が生んだ空白空間をアーティストに提供する環境。素晴らしいです。LIAのまわりの廃工場もオランダとかの金持ちが買って、これから発展させて行くつもりでいるとか。物価も家賃も安いこういう地域にアーティストは必ず集まる。それから他の産業も始まって行くという図式はベルリンと同様。楽しみです。夜までいろいろ見させてもらい、Johnとアイリッシュパブに行ってギネスを飲み、ベルリンに戻った。

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東京のみちおです。
ライプツィッヒのこの場所は僕も以前
文平と旅をし感動しました!
素敵な場所ですよね。懐かしく思い
書き込んでしまいました。
あそこはギャラリーやら設備やら雰囲気が素敵な場所でしたー。

投稿者: 岡本 道雄 | 2008年07月13日 13:48

みちおもここ行ったんか。
何処にも行き場の無いアーティストが壁崩壊後に楽園を築く為に集まって作った素晴らしい場所だ。ヨーロッパで何カ所か同様の場所や、そういった類いの人に会って、エナジーをもらったよ。

オレのアトリエも、将来的に行き場の無いエナジーを集めて、何かをしでかせる場所にしようと思ってる。今の日本には、それが求められてるのは間違いない。みちおも、仕事の方なんか頑張ってるみたいだな。やってやろうぜ。調子にのってるヤツらをぶっとばそうぜ。

キャシャーンがやらねば誰がやる。

投稿者: くぼた | 2008年07月13日 17:20
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