上海は、中心部では高層ビルなどが密集していて、都市の雰囲気を醸し出していますが、ちょっと郊外に出たら、スラムみたいな所がいっぱいあります。野性的な目つきをした連中が多いので、油断していると大変な事になります。ですから、日本人ではないようなふりをして歩きます。それでもめざといヤツらが、私が日本人であることに気がついて追いかけて来ました。彼らは、西蔵 から来たと紙に書いていましたが、後でそれがチベットを意味する漢字だという事を知りました。皮膚の色が他の漢民族達と違うので、一見してどっかの少数民族とわかりましたけど。
やつらは、会心の笑みを浮かべ、私に虎の爪を買う事を勧めてきましたが、得体の知れない連中と関わりを持ちたくないので、その場を去ろうとしましたが、頼むからと拝まれて、服を引っ張られ逃げられなくなりました。結局、現地の値段としては、結構な値段で爪を買わされる事になりました。刃渡り30センチくらいの刀を持っていたし、どこから出て来たのか知らないけれど、まわりから民衆がぞろぞろ出て来て、イッツ ショータイム!!的雰囲気になり、引っ込みはつかなかったです。人間が無駄に多い国です、ここは。あー、やっちゃった。
金ノコで、虎の指を切り落としています。これが、報告1で紹介した作品になるわけですよ。
(みすたあX)