カテゴリー
最近のエントリー
アーカイブ
ハンス ハーケ展
2006年12月27日

1226.jpg
オレも、一応アーティストなんで、たまには美術館やギャラリーに、気になる作家の展示を見に行く。今回は、ハンスハーケ。おっと、ドイツ人の作品は解説を読まなきゃ、わからねーのばっかりだから、要注意だ。英語が少しはわかるから、それを見ようと思いきや、ドイツ語の解説しかついてねえぞ。

やられたね、これは。でも、あらかじめ、いろんな日本人に聞いていた予備知識があったんで、勝手な解釈をしながら見て行った。

グッゲンハイム美術館から、ハンスハーケが展示を断られたっていう、グッゲンハイムの理事が持ってるNYの不動産をひたすら調べ、写真と登記簿みたいな書類とで展示した、アメリカの資本主義と、文化的活動との露骨な関係を示した作品。

ベルリンの、東西に別れてた時にあった、東からの逃亡者を撃ち殺すための監視塔の上に、ベンツマークを付けちゃった、「今や自由はわずかなスポンサーの金で買える」とかいう、またまた資本主義を皮肉った作品。

ブッシュの父ちゃん(知ってると思うけど、この人も大統領)と母ちゃんが、洪水で壊れちゃった自分の別荘で、「あーあ」と言ってる横に、本当の超貧乏人の家族の写真を並べたもの等、なかなか強烈なものばかり。他にも沢山ありましたが、まだ意味が不明なものや、説明が不十分にしか出来なそうなものばかり。だから、英語の図録を買って来て、意味を調べ中。まったく骨が折れる。

でも、意味を知らないと、ホントになんだかわからないものばっかりなので、本当にこの作品が水戸黄門かどうかを、辞書を片手に調べます。ううう、つらい。上の写真の作品は、見ただけじゃ全くわかんねえ。はい、わかりました、調べます。

トラックバック
<このエントリーのトラックバックURL: /diary/mt-tb.cgi/154
コメント
コメント

久しぶり?☆
ドイツの作品って皮肉ったりメッセージ性が強烈で面白そうやね。
暖かい沖縄で作る作品とはまた違うんだろうな。
まぁ沖縄も基地問題とか色々あるけど。
解説だけじゃなくてもっと作品の画像見たいよー
机の作品の解説も楽しみにしてるからさ。
なんかFIRST NAME LAST・・・
とか描いてあるね。
語学も頑張れ?☆

投稿者: モリハラ | 2006年12月27日 16:13

お、沖縄だと〜。暖かそうじゃないか。
こっちは、油断してたらいきなり寒くなり始めたぞ。

確かに、沖縄とか住んでたら、コンセプトとか考えるの、アホらしく思えるかも。どうなのかね。

オレは、自分の作品があまりドイツの現代美術に引き込まれて、堅苦しくなったり、暗くなったりしないようにと考えてるけどね。いいところは学ぶつもり。

机の作品、図録に載ってねえや、ごめん。

投稿者: 久保田 | 2006年12月28日 05:28
コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。)

 
« クリスマス | メイン | 今夜のテレビ塔 »