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旧Ford ファクトリー
2008年10月03日

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水曜日のパフォーマンスも無事終了。後は日曜日の最終パフォーマンスを残すばかりとなった。
一局目を 「津軽海峡冬景色」坂本冬美に変えてみたが、やはり女性の声が入ると、演歌の歌詞がわからない人達にも馴染みやすくなるようだ。演歌の歌詞、それはしみじみ聞いてみると悲しいものばかりだが、一人異国の地にやってきて車を廻す為に作業する地道な時間は、それ無しでは語れない。田や畑を耕す様にゆっくりとしか進まない作業、地道な作業、それは実に演歌的なものである。居酒屋のカウンターで一人飲む酒。オレは結構そういう時間が好きだったし、今でも日本に帰ったらそれをしたい。そんな雰囲気の無い場所で、演歌を聞く事だけがそれを思い出させてくれる。ここコークは雨か曇りの日が多い。そんな日はスタジオの帰りにパブに寄る。アイリッシュにはアイリッシュの酒の楽しみ方があるけれど、オレは日本人、そんなにすぐにそのスタイルに浸れない。居酒屋が恋しい。その思いをぐっとこらえてこの半年を過ごして来た。これからの人生、オレはどうやって生きて行ったらいいんかなあ。車を廻すという事にいったい意味はあるんか?こんな事で怪我をしたり死んだらどうするんだ? 

ぽつり ぽつりと ふりだした雨に 男はなぜか女をおもう 「酔歌」吉幾三

銭の重さをかぞえても 帰るアテはない 200海里をぎりぎりに 網をかけていく 北の漁場はよー 男の死に場所さ 「北の漁場」北島三郎

いろんな歌がそんな時間を支えてくれた。
この写真は現在の旧フォードファクトリーの様子。今は寂れているが、最盛期は何千人もの労働者の活気で満ちていた。今度の日曜日、いろいろな雑事は全て忘れ、パフォーマンスに集中する。彼らの力を蘇らせる。

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