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shevyぶん回しテスト成功です

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とうとう組み立てる日がやってきました。天気予報は雨・・・(なんかいつも当たらないけど)。

搬入と組み立てを手伝ってくれる業者がやってきました。すごいトラック。

彫刻のスタジオから隣の芝生に移すだけなんですが、距離が近くても遠くても重量物の移動は大変な事なんです。

 

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いろいろな国で組み立てを経験しましたが、このフォークリフトの長いやつは初めてです。

組み立ては現地の職人との連係プレーなのでかなり面白い。

職人同士(私は彫刻家ですが)だと言葉なんかそれほど必要ではない。

 

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彫刻スタジオの塀をこのように乗り越えるとは思ってなかったです。

アメリカ人はやり方が単純明快でダイナミックです。理屈とかこねません。

テキサスだからかもしれませんが、みんな明るい。今日は前ブログで紹介した、巨大なテキサスロングホーンの作者ジョーも手伝ってくれました。

 

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平出さんはじめ彼の教え子のアート科の学生達が手伝ってくれて、本当に大助かりです。

女の子も短パンTシャツで鉄骨を一緒に運んでくれましたよ。

 

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この風格・・・並みの車では出せない味わい。

駐車場に止まっている車との間にいったい何があるというのでしょうか?同じ車なのに。

この後、回転テストしました。無事成功。

あとは気持ちをつなげてオープニング当日に挑みます!!

 

明日現地設置です

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明日現地に作品設置予定です・・・・が、いまだにエンジンから動力を伝える部分で苦闘中。

これは久保田ぶん回し史上でもかなりの苦しみ状態。

Vベルトが長いサイズしか売ってなかったのでテンショナーを急きょ制作。なんとかなりそう。

屋外作業なので天候に作業が左右されるのがかなり痛い。

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回車実験がまだできない状態。現地で組み立ててからの試運転になります。

 

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実はFF車のエンジンの特性を理解していなかった為に重大な問題が発生しているんだよね。

木の棒を使って駆動を止める実験などしている。こんなことをしていて良いのだろうか。

はたしてSHEVYは回るのだろうか。組み立てて実験してみないとなんとも言えない・・・

この2か月間の壮絶な闘いは。

もうやるしかない。

テキサスもすっかり秋です

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すっかり涼しくなりました。朝夕は寒いくらいなテキサスです。

作業はもう残すところ10日を切り、パフォーマンス当日まで詰めの作業が続いています。

肉でも喰らって最後まで頑張ろうってことで、この辺のバーベキュー人気店に連れてきてもらいました。

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肉三種盛りに自分で好きなものを盛り付けます。手前にある丸っこいのがフライドオクラ(あのオクラを揚げたものです)。

この分厚い肉どもと一緒に食べるとカリカリして美味しいですね。

私は食べすぎると午後の作業にさしつかえるので、この程度の盛り付けにしておきました。

飲み放題のジュースのコップがなんかの容器。渋いですねー。

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作業は鉄骨を組むパワー系の仕事から、シャフトとプーリーをつなげたり、ベルトの調整など技術系に移行してきました。

どれも大切な部分で、一つたりともミスがあると失敗につながります。

失敗。

この言葉が最近重くのしかかる。ほとんど失敗はしたことがないのですが、作業2か月、パフォーマンスたったの5分ですからね・・・。

私のような車回しのベテランでも、毎回焦るのですよ。

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とりあえずヒマワリの種でも食うか。

意外とうまい。

 

SHEVY廻車制作終盤に

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もう制作開始から一ヶ月以上経ち、とうとう完成が見えてきました。暗くてよく見えませんが左側にエンジン設置完了です。

テキサスに来たばかりの頃は暑さに苦しむ日々でしたが、今はもう秋。寒い・・・。

日向は暑く、日陰が寒いテキサスのの寒暖の激しさに驚いています。

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エンジン、久しぶりに触ったら配線がいきなりショートして、動かなくなり焦りましたがいろいろいじってたら治りました。

糸島の勝也氏のアドバイス、本当に助かりました。テキサスで自動車屋さん呼んだら、マジでいつ来るか見当がつきません。

勝也さん(本業 お花やさん)、あなたは神です!!

 

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シャフトも2インチ(5センチくらい)の太い無垢棒が入りました。これが折れることは無いと思われます。

これまで、もっと細い棒でこの車より重いものを廻した事があるんで大丈夫です!!

構造計算?そういう事した経験ないですねえ。

ちなみに車体の穴ボコは弾痕です。牧場の中で誰かが射撃練習したんだと思います。散弾銃の痕もあります。

 

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牧場から運んできた時に、一緒に置いてあったボンネットも持ってきたんですが、何故だかこの車にフィットせず・・・

無理矢理につないで溶接してみました。多分このボンネットは同じshevyでもトラックのものだと思われます。

作業、今の所シャフトを受ける部品待ち。

本番が近付いてきて緊張感が少しずつ湧いてきています。

ダラスとフォートワースに行きました

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週末にステッカー御協賛いただいたNTN SOUND成田さんの御宅でパーティーがあるということで一泊二日ダラス・フォートワースの旅に出かけました。

滞在中のウィチタフォールズから車で3時間、平出さんの運転で(お疲れ様です)ダラスに到着。

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成田さん宅に到着前にダラスで美術館巡りをすることにしました。ダラス美術館とナッシャースカルプチャーセンター。私は芸術家なのでアートを見ます。

いまさら何をという気がしますが、最近アートに興味がわいてきたんですよ。特に彫刻。 

なにをいまさら・・・

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ナッシャーさんのコレクション。それも彫刻だけ!!

いきなりロダン、ブールデル、ミロ、イサムノグチ、、、、、リチャードセラ、アバカノビッチ、ジェームスタレルなどなど彫刻の殿堂が次々に。

なんと贅沢なラインナップ。しかも広いので余裕ある空間の中で彫刻が伸び伸びと。

私はこの国に来てから彫刻という存在の見方が変わりました。

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ジャコメッティー・・・。ちっちぇー。

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これだれやったけー、忘れた。でかい。

空間さえ生かし切れば彫刻ってこんなに存在感あるんですね。ナッシャーさん、どうもありがとう。

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ダラス美術館に移動。作品が多すぎるので説明など割礼・・・。いや割愛。

これは日本の美術を紹介するブース。

縄文式土器と仏像が隣り合わせの光景はめったに見られるもんじゃねーーー。両者の間にあるこの隙間。そんなのに感心してるのは私だけでしょうね。

この後、成田さんの家にお邪魔してお酒をしこたま飲ませてもらいました。米国軍人さんの日本人妻さん達など普段お会いできない方のお話はとても貴重でした。

彼女達は福生の横田基地など日本の米軍基地についても当然よく知っている。横田基地のフェンス脇の道路を抜け道に使っている私はこれから見方が変わるでしょう。

アメリカに住んでる彼女たちのパワー・・・強力です。成田さんに感謝。

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一晩開けて二日酔い状態でフォートワースの観光名所ストックヤーズ(牛卸売市場みたいなもの)跡地につれていってもらいました。

テキサスロングホーンの行列も観れたし良かったですよ。

 

シャフトの設置

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肉体労働の合間にここWichita Fallsの老舗ハンバーガー屋さんに連れて行ってもらいました。人気店らしく若者から老人までお客が沢山。

アメリカ人からすれば当たり前のことかもしれないですが、杖をついた老人が普通にドクターペッパー飲んだりハンバーガーを食べる光景は驚きます。

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私のように作業をしてる人間は食い応え満点で良いですね。ソースとチーズのかかったポテトが濃厚です。

 

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私の作業場はとうとうデンジャーゾーンに認定されました。グラインダーをかけたり溶接、溶断、火の粉が飛び散りますし、重量物があるので気を付けてほしいです。

ここはミッドウエスタン州立大学構内ですので一般の学生や教員の方が歩いています。公の場なのでしかたがありません。

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一日に何度か写真科の先生であるギャリイが生徒や他の科の先生を連れてここに来ます。私が何をしているのか説明しています。

HONDAのエンジンで49年式シボレーを回すんだと説明していますが、何故そんなことをするのかという説明はしていないようです。

ドイツにいたときは、何故そんなことをするのかという質問責めにあいましたが、ここではあまりないですね。

パフォーマンスをまだ見ていないので、なんとも言い難いのかもしれないけれど。

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ここにシャフトを取り付けます。2インチの無垢の丸棒を使うので、それを受ける固定金具を設置しなければなりません。

この足跡がついている板は内装用の薄板なのでペラペラ。支持体にはなりえない。この下にあるゴツいシャーシを使います。

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だから車体の下に潜り込まないといけないんだな・・・おえ。

ドリルと溶断でシャーシに穴あけ。溶けた鉄が飛んできて車の下で悶絶です。

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シャーシはゴツイとはいえ所詮角パイプ。薄すぎるので分厚い鉄板をボルトナットでシャーシに挟み込んで、そこに部材を溶接です。

この丸パイプの中に2インチのシャフトが入り込んでくる予定。

 

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photo  Suguru Hiraide

テキサス彫刻シンポジウム 2013

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ポスターができました。

なんと2010年に北九州で作らせてもらった「廻船仁義」の写真がドーンと!!

今は無き関門海峡わきの広場で、木寺一路氏に撮影してもらった写真。

嵐の前の不穏な空、一瞬眩しく照らす光が久保田に当たる瞬間を撮影した劇的な写真。

木やりを唄うほんの数秒間をよくもまあこのように切り取れるものだと、いつも見るたびに思うのです。

 

私の作品はほとんどが現地制作。数か月かけて作った彫刻でパフォーマンスはほんの数分。

残るのは映像と写真、かかわってくれた人の記憶。作った彫刻はだいたい廃棄になる。

質の良い記録を残してもらえることはとても嬉しい事だ。

 

デザインはJenny Yucus氏です。

このシンポジウムにはテキサス在住の彫刻家が参加の予定。

義理と人情と痩せ我慢

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嫌いな仕事第二弾、土台の制作がはじまりました。

ホイスト(床上式クレーン)とか無いので手運び作業となりますが、3インチ角のH鋼はかなり重いのでキツイです。

持ち上げる時にいちいち 「覇っ~!!」と心の中で唱えながらでないと持ちあがらない。一日に何度もそれを繰り返します。

もう自分も若くないと実感しているこの頃。

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鋼材はガスで切っているので切断後の処理等手間がかかっております。

おまけに日差しが強い。10月になっても直射日光の下では汗だくになりますね。気合と根性で乗り切るしかないんです。

ここは御国を何百里、道を走るは、ムスタング。

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こんなとき、わが師 大森壮一郎氏からいただいた手ぬぐいを取り出し「義理と人情と痩せ我慢」と三度唱えたら不思議と力がみなぎってきます。

この手ぬぐいでドイツ、アイルランド、フィンランド、ポルトガル、メキシコ等々世界のいろいろな制作現場で汗と涙を拭いたものです。

男と名乗る以上やり遂げねばなりません。

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大量の鋼材が明日もオレを呼んでいる。